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March 31, 2025
  • クライアント対談

クロストークプロジェクト 「大野記念病院 100周年記念誌ほか各種販促・広報ツール」

社会医療法人 寿楽会 大野記念病院
松川 和則 様(事務長) 

アコーダー株式会社
松尾 直樹(クライアントリレーション部) 
永井 香織(制作部 グラフィック制作課|グラフィックデザイナー)

クロストークプロジェクトとは 

大阪でブランディング・デザインを主軸に、様々な企業の販促・広報物の制作を手掛けるアコーダー。その中で、お客様にご満足いただき、社内でも評価の高かった選りすぐりの仕事をピックアップしてご紹介します。クライアント様とアコーダーのスタッフが集い、その成果を振り返り、今後のビジョンを語り合うことで、様々な方がこれからのブランディングのあり方や、販促・広報の未来について考える機会になればと考えています。 

クライアント:社会医療法人 寿楽会 大野記念病院 
スコープ:100周年記念誌ほか各種販促・広報ツールのトータルブランディング
エリア:大阪
サイトURL:https://www.ohno.or.jp/

大阪・南堀江の地で1924年に創立。「医療を通じた人々との心のふれあい」を理念とし、安全で質の高い専門医療を通して地域の方々に最良の癒しをご提供し続けてきた大野記念病院。2024年には創立100周年を迎えられ、長きにわたって地域の皆様を支えてこられました。


 

―大野記念病院は、1924年に大阪市西区南堀江に設立した歴史ある医療機関。病院経営にもブランディングが重要と言われる中で、アコーダーはグラフィックWeb映像イベント運営など総合的にお手伝いさせていただいています。今回のクロストークは、大野記念病院の事務長である松川様を中心に、弊社からクライアントリレーション部の松尾と制作部グラフィック制作課の永井が参加し、お付き合いが始まったきっかけから、今後クリエイティブパートナーとしてどんなデザインをご提供するべきかまでを語り合いました。 

ご自身のお仕事とアコーダーとの出会いについて 

―まず、松川様のお仕事内容から教えてください。 

松川 和則 様(事務長)

松川様:大野記念病院の事務長として経営戦略をベースに、様々な業務を担当しています。当院には企画広報部があって、その部長を私が兼務しているということもあり、アコーダーさんにお願いしている販促・広報にも注力しています。 

―松川様はマーケティングやデザインにも造詣が深いとお聞きしています。 

松川様:10年程前に世の中で経営におけるデザイン思考という考え方が注目された時に、デザインが経営に果たす役割に非常に興味を持ちました。私は比較的若い時に管理職に就いて、何十人というスタッフを動かさなければならない立場になり、たくさんの人に共感していただくことが必要となった時に、どのように伝えたらいいのか悩んでいたんですね。そんな時に、デザイナーの方たちが何かモノを作り上げる時の思考プロセスに非常に共感を持ち、その考え方がヒントになりました。それを機会にデザインの可能性についても考えるようになり、自分でも本を読んだりして、考えを深めていきましたね。 

―アコーダーを知った経緯、発注していただいた理由を教えてください。 

松川様:病院のホームページのリニューアルを考えている時に、福祉業界の友人が働いている施設のホームページを見て「いいな」と思いまして、どんな会社にお願いしているのか尋ねたところ、アコーダーさんの名前が出てきました。私は、別のデザイン会社やフリーのデザイナーの方ともお仕事をしたことがあったんですが、いずれもレスポンスに課題がありました。そこで友人にその点についても聞いたのですが、「対応もすごくいいよ」ということで、そこからホームページで事例を拝見してデザインもいいなと思いました。その後、まず我々の社会医療法人グループの一つである介護施設のホームページをお願いしました。そこからブランディングの軸にしたいと考えていた当院の「ホームページの制作」や「病院案内」や「100周年記念誌」につながっていきました。 

―アコーダーのどんな点を一番ご評価いただいていますか。 

松川様:こちらが発注すると、その度にとても深く考えて、社内で十分検討した上で、提案していただいているなと感じています。その内容も、どんどん良くなっている気がします。これも、営業の松尾さん、デザイナーの永井さんをはじめ、スタッフの方の努力の賜物だと思っています。私が細かい点まで具体的に指示しなくても、理解していただいているというか。私が日頃、考えていること、こうして欲しいと思っていることに共感してくれて、それを前提にご提案いただいていると感じています。 

松尾:ありがとうございます。そう言っていただけると、とても嬉しいです。 

永井:私も制作を重ねるごとに大野記念病院への理解が深まっていって、それがアウトプットにつながっていると感じていたので、今のようにご評価いただいていると知って、ほっとしています。 

病院におけるブランディングとは? 

―病院にもブランディングが必要な時代と言われています。松川様は大野記念病院のブランディングについてどのようにお考えですか。 

松川様:当院は大阪市西区南堀江に創設されてから100年以上の歴史があります。ですから地域に根ざした中核病院として、このエリアに住んでいる方と何を約束するかが、ブランディングにつながると思っています。そして、それを伝えるために、アコーダーさんはなくてはならない存在です。色々なことをご相談したり、ご意見をいただきながら進めてきたので、まさに一緒にブランドを作り上げてきたというところですね。私たちの病院は、地域の診療所さんからたくさんの患者様をご紹介いただいています。ですから当院の広報・販促物についても、地域の医療機関からの評価が耳に入ってきやすいんです。そういった方が私たちの制作ツールを参考にしてくれたらうれしいですね。 

―それではデザイナーの永井さん、大野記念病院の販促物を作るときに、どんなことを大切にしていますか。 

永井 香織(制作部 グラフィック制作課|グラフィックデザイナー)

永井:大野記念病院様とのお仕事は、テーマを絞った比較的規模の小さなツールから始まりました。そこから「病院案内」や「100周年記念誌」など、病院全体に関わるものに発展していきました。私の中では病院案内でキービジュアルを制作することになった時に、クリエティブの方向性がある程度見えてきた気がします。大きな病院なので、デザイン的には白いスペースを生かした清潔感のある洗練されたイメージをベースにしながらも、地域に根づいた大野記念病院らしさをちゃんと表現しているような、そんなデザインを心がけています。また、いかに「癒し」や「人と人の触れ合い」といった理念につながる部分を盛り込んでいくかということも考えながら、その媒体と大野記念病院のブランディングイメージにふさわしいと思うデザインをご提案させていただいています。 

病院案内

―松川様の中でも、キービジュアルの制作を機会に大野記念病院様らしいトーン&マナーがだんだん見えてきたという感じですか。 

松川様:100周年記念事業の中でキービジュアルを制作する時に、理念をイラストで表現していきましょうっていうお話をさせてもらいました。これが完成したことが、一つ大きかったと思います。そこからはなんとなくテイストが固まってきた気がしています。病院の各部署にこのイラストを使用したポスターを貼っているので、定着してきたというか、このイラストをベースに当院の雰囲気がある程度出来上がってきた感じがします。 

―院内の方のご評価はいかがですか。 

松川様:とてもいいですよ。やはり当初から、職員がこの病院で働いていて良かったと思えるような制作物を発信していきたいと思っていたので、希望が一つ叶いましたね。それからアコーダーさんに制作していただいた名刺の評判がいいんですよ。名刺全体の半分が青で半分が白というデザインは、病院としては珍しいですよね。同業者からも、「オシャレですね」「かっこいいですね」ということはよく言われます。ですから今の時点では、いったん大野記念病院のビジュアルにおけるブランディングは固まった気がしています。今度はそこを基軸にしながら、大胆なチャレンジもやってみたいねっていう話をしています。例えば、今アコーダーさんと進めている制作物は、癒しというよりは、ワクワク感を感じてもらえるツールになるだろうなと思っています。 

アコーダーが制作させていただいた各種広報ツール

販促・広報物を制作する上での院内の調整について 

―100周年記念式典などイベントの進行全般において、松川様がご苦労された点と、アコーダーの対応に関するご感想をいただけますか。 

100周年記念式典の様子

松川様:正直言って、私はあまり苦労していないんですよ。営業の松尾さんが一番苦労したと思います。100周年の記念式典については、週1回の定例ミーティングをしている中で、色々な話をしていったんですが、それこそ、アコーダーさんがいてくれたからこそ盛大な式典ができたと思っています。それは当院の理事長をはじめ、うちの幹部職員も、みんなそう感じています。 

松尾:ありがとうございます。そう言っていただけると、やってきた甲斐があります。

―松川様も院内のご意見の調整など、大変だったのではないですか。 

松川様:ここ数年、販促・広報に関する制作物が完成するたびに、各部署に配布して、手に取って見てもらっていましたし、「100周年記念誌」を制作する頃には、院内の先生方も広報するという認識を持っていただいていたので、皆さん協力的でした。 

100周年記念誌

―松尾さんが営業として進行する上で気をつけていたことを教えてください。 

松尾 直樹(クライアントリレーション部) 

松尾:私が担当した当初は、いわゆるオーソドックスな病院のイメージを踏襲した方がいいのではないかと思っていました。ところが松川様は、病院らしさよりも制作者である我々を含めてワクワクできるものを作りましょう、とおっしゃっていただきました。今でも松川様の期待を超えるものをご提案するということを、一つの目標としてやっています。 

松川様:そうなんですね(笑)。ありがとうございます。私も新しい案件の打ち合わせをする時は、いつも楽しみなんです。アコーダーさんには私の期待しているところ、想像を超えた大胆さ、挑戦を求めている部分はあります。 

デザイン会社が支援できることは? 

アコーダーのコンセプトは「長期的にお客様に寄り添い、潜在的な価値を引き出すクリエイティブパートナー」です。貴院と長期的な関係を築くためには何が必要でしょうか。 

松川様:今のままでも十分なんですが、強いて上げるとすると、我々の潜在的な価値を引き出していただくためには、やはり当院のことや医療業界のことをもっと知っていただいて、地域の医療政策の中で大野記念病院が新しい価値を提案するには、どうするべきかとか、そういったところまで一緒に考えていただけるようになると有り難いですね。 

松尾:そうですね。担当させていただいた当初は、私も医療業界の知識が少なかったので、その時点と比較すると今は多少なりとも知識がついてきたと思っています。ただ松川様がおっしゃるように、大野記念病院が地域の中で何を掲げて何を打ち出すべきかということは、医療業界をはじめ専門的な知識がより深く必要と感じますね。そして、そういったことを学んだ上での提案は、より病院のプラスになるでしょうし、潜在的な価値を引き出すことに近づくのではないかと思います。 

―それでは、少し角度を変えて、アコーダーのような制作会社(クリエイティブパートナー)に対して、今後期待されているのはどんな機能・役割ですか。 

松川様:期待しているのは、デザインの可能性を見せてほしいということです。例えば今、医療業界ではホスピタルデザインという概念が注目されています。院内の壁に絵を描いてみましょうとか、オブジェを置いてみましょうとか、病院の環境にアートやデザインを取り込む考え方です。これまでのように、印刷物やWebサイトのデザインにとどまらず、病院という空間全体をデザインするということですね。そこまでいくと、来院される患者様も、大野記念病院に行くと心地いいよね、なんだか癒されるね、となります。デザインが持っている力は、とても大きいんです。今後は、アコーダーさんの力を借りながら、そういう新しい可能性も探ってみたいですね。 

松尾:大野記念病院様のご期待に添えるように、頑張ります。 

―― 皆様、今日はお忙しいところ長時間にわたってありがとうございました。 

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